無意識とは

無意識の第一認者

ジークムント フロイト

あなたは無意識を
顕在化すると不調が緩和する
事を知っていますか?

コトバンクより引用

フロイトによって
創始された精神分析学の
基本概念。

近代的人間像や意識を重視する
哲学に大きな衝撃を与えた。

まずフロイトは、
身体に異常がないにも
かかわらず歩けない等の
症状が現れる
ヒステリー患者の治療を通じて
患者のうちに本人が認めたくない
欲望があることに気づいた。

心には、かなえられなかった
欲望が意識に上らないよう
抑圧されている。

この抑圧された欲望が
「無意識」とされ、
ヒステリーの原因と考えられた。

フロイトは、
抑圧された欲望の記憶を
想い出させる治療法を
試みたが、
患者のなかには、
口では「治りたい」
というにもかかわらず
抑圧された欲望を話さず
抵抗する者が出てくる。

そこで後期のフロイトは、
患者の抵抗自体が無意識的
なものであることに気づき
無意識のなかに欲望を抑圧する
はたらきもあると考えた。

そこで提唱されたのが、
「自我」「エス」「超自我」
というモデルである。

エスは抑圧された
無意識の欲望

超自我は親の命じた
ルールが身につき無意識化
されたものを意味する。

自我はエスと超自我の
葛藤の調停をはかる。

(石川伸晃 京都精華大学講師 / 2007年)
上記が引用です。

ヒステリーの解説

「家庭の医学」
以下引用
ヒステリーとは
ヒステリー(解離性障害)は
極度のストレスや
心的外傷が引き金となって
精神や身体的機能が
意識から解離し
自分の意志でコントロール
できなくなった状態です。

一般的に、その背後には
解決がむずかしい問題や
人間関係の葛藤などの
心理的な原因が
認められます。

例えば幼少期に
親から受けた虐待や
事件、事故、災害など
ショックを受けるような
出来事を体験した記憶から
逃れるために、無意識に
自分の感情から
切り離そうとするのです。

転換性障害といって
とくにからだには病気が
ないにもかかわらず

さまざまな身体的症状が
現れることもあります。

上記
引用終了


無意識と不調の関係

無意識と不調の関係

不調が長引く時
毎日見る鏡ではなく
無意識を覗いてみませんか?

体に不調があり
原因が分からない時
悩みが長引いている時

もしかしたら
自分の無意識が
関係しているかも
しれません。

無意識とは何か
自分では認識できない
心の引出しと思って
頂くと分かりやすいと
思います。

無意識の引出しには
様々な記憶や気持ち
をストックする能力が
あります。

ただ一つ問題なのは
無意識の引出しは
自動制御となる為
自分では操作しにくい
という事です。

では
無意識の引出しは
どんな記憶・気持ち(信号)
を自動ストックするのか
ご紹介します。

その一つが
「欲望」です。

日本語的には心の奥で
欲する強い望みを
意味します。

欲望は叶う時
叶わない時と
ありますが
叶わない事が
多いと人生に
悲観的になります。

現実を受入れ難く
心に葛藤や苦痛を
感じる事もあるでしょう

ある人は意識の中で
現実に折り合いをつけ
解決に進みます。

しかし
現実と折り合いが
つかない人は
どうなるでしょうか?

自分にとって
重大な欲望であればあるほど
意識を支配します。

あなたも
悩みに悩んだ経験が
ありませんか?

その時に登場するのが
心の引出し無意識です。

葛藤や苦痛を
無意識(引き出し)に
しまい込みます。

無意識の引出し

そして欲望で
無意識の引出しが
許容範囲を超えた時
身体の異常へと
転換されます。
(フロイト参考)

なぜ身体症状へと
転換されるのか?

その理由は
実現できない
欲望を思い出す
心の葛藤や苦痛を
回避する為です。

一例として欲望を
上げましたが
無意識の引出しは
以下の場合でも
ストックされます。


我慢をする事を当然とし
感情を解放する事に
罪悪感を感じる。

理性を優先すると
感情が邪魔になり
無意識にしまい
込んだりします。


失感情症はそもそも
自分自身の感情を
感じとる事が苦手な人を
指します。

本当の自分の気持ちが
無意識にストックされる為
心と体は解離します。


心的外傷後ストレス障害
PTSDは過去のトラウマ
体験がフラッシュバックし
思い出す、夢に見るという症状です。
つらい体験を思い出さないように
無意識に記憶を封印します。

3つ例を上げました

無意識に
抑圧された
心のエネルギーが
膨らみすぎると
無意識の引出しは
許容範囲を超え
身体の不調として
表に出てきます。

原因が無意識にある為
なかな気づきにくく
なります。

以上
無意識と不調の関係
提示させて頂きました。

補足
重要なポイントとして
無意識には許容範囲が
ある点です。

何が無意識に
入りキャパを超え
心身に影響を
与えるかは個人個人に
よって変化します。

当院では
不調につながる
無意識を検出し
軽減緩和を
行っています。


参考ページ
日本医療健康開発機構

参考書籍
面白いほどよくわかるフロイトの精神分析
著者 立木康介

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