2021年5/30更新

長引く痛みを緩和する認知行動療法

坐骨神経痛を緩和する
認知行動療法

このページでは認知行動療法を
テーマに坐骨神経痛など痛みの
緩和についてご提案をしています。

どこに行っても変化に乏しい方は
誰かに痛みを何とかしてもらうと
思っていませんか?

認知行動療法は本人の認識次第で
無料で出来る対策です。

ストレッチが体への対策とすると
認知行動療法は認知を変える
心への対策です。

何かの気づきになれば幸いです。

目次

認めたくない痛みの原因

認めたくない痛みの原因

どこに行っても、痛みに
変化がない時、悲観的になり
痛みに過敏になる事があります。

例えると良くない事や失敗が続くと
不安や恐怖をより感じるように
なるのと同じです。

繰返した痛みは脳で刷りこまれて
実際の痛みにより記憶と同じように
強化される場合があるのです。

そして隠れた原因をお伝えします。
それは・・

実は心の奥底に
自分では気づかない
無意識や深層心理に痛みを
保持したい自分がいるかもしれない
という事です。

いやいやそんな訳がないと怒りと
反論したい方ほど注意した方がいい
かもしれません。

私もそうですが人間、痛い所を
突かれると反論したくなるものです。

そういう自分もいるかな~っと
冷静に客観的に見る事は意外に難しく
自分の癖や体臭が分かりにくい
のと同じです。

例えば、あなたは子供の時
親にかまってほしくて自分を弱く
みせた記憶がありませんか?

つまり甘えるという行為です。
その中には、お腹が痛くなったり
体の不調を感じた記憶はありませんか?

これには良いも悪いもなく嘘だという
意味でもなく本能として、心の状態に
体が反応しているのです。

もちろん大人になって心も体も
成長しますから程度は変わります。

しかし成人したからといって
心と身体が分離する事は通常
ありませんよね。
(脳の疾患は除く)

大人になっても苦手な事に直面すると
体が硬くなったり汗をかいたり
心の反応は体に反映します。

そして、そういう一面を
認められない方は
自分の内側に目に向ける
事が苦手なタイプかも
しれません。

あなたは、自分で気づいていない
内面を(無意識)を認めてあげる

認知する事ができていますか?


だれも教えてくれない
痛みの思考癖とは

誰も教えてくれない痛みの思考癖とは
医療機関に行っても
悩みが長期化した方へ
この質問は特に長引く方の特徴を
記述しています。

気分を害する方は中断OKです。

ただ認めたくない自分の存在を
感じとってあげて下さい。

4個以上あると痛みにつながる
思考癖が強いかもしれません。

👉痛みの場所がころころ変わる

👉痛みの弱化・緩和軽減など
 軽くなる想像が出来ない

👉何を聞いても痛いで締めくくる

👉痛み探しを無意識にしている

👉悩みに対して恐怖や怒りがある

👉心の奥に何かが隠れている。
  (例)
 ・私に気づいてほしい

 ・分ってほしい

 ・共感してほしい

※その他
「潜在意識と不調」

・不調で回避できる何か
・不調で回避したい何か

仕事、友人、家族、自分自身
天候、場所、ある環境
 
読んでどうでしたか?
4つ以上あればその思考癖が
関係しているかもしれません。


あなたの最終解釈は?

あなたの最終解釈は
痛みが長引くと痛みの
ループにはまりなかなか
出れない場合があります。

なぜ痛みのループから
出れないのか?

私の施術経験から言わせて頂くと
色々な痛みを経て最終的な
痛みの解釈に注目しています。

AさんとBさんの違いで説明します。

AさんとBさんは痛みが
長引いており1日の最後
ソファーに横になります。

しかし二人は横になる最後の
瞬間に違いがあります。

それは痛みに対する
解釈の違いです。

痛みがあるから横になる

「Aさんの場合」
痛みあるから横に
ならなければならない
つまり痛みがある自分を
イメージしています。
(無意識に)

脳での痛み強化


横になれば痛みはやわらぐ

「Bさんの場合」
横になれば痛みは徐々に和らぐ
痛みが無くなるイメージをしてます

脳での痛みの緩和

痛みが軽減されるイメージをして
脳で痛みがリセットされやすくなる

なんとなく
伝わったでしょうか?

終わりよければすべてよしという
言葉がありますがこれは
最初の印象が悪くても
最後の解釈がよければ
良いとする諺です。
一理あるのではないでしょうか?


あなたの痛みが長引く時
最終解釈はどうしてますか?
解釈=認知を変えて
痛みがあっても出来る事に目を
向けてみる事も対策の一つです。

解釈は絶対変えなければ
いけないものでもありません。

もしご自身で変えた方が体にいいか
分からない時は、ご相談下さい。


最後に

認知とはそれを知って
認めると書きます。

二分割してみると
1.知る事
2.認める事
です。

知って認めるとはなにも強引に自分を
変える事ではありません。

まずは認知するという事に
興味があり何を認知した方が
良いか分からない方は
ご相談下さい。

詳しくは↓
心身条件反射療法


「この記事の参考サイト」

2019/2/9(土)名古屋市立大学
慢性疼痛に対する集学的ゕプローチの実際
慢性疼痛に関する認知行動療法


「参考書籍」

2012年発行
「腰痛診療ガイドライン」
P.69認知行動療法は有効と記述

2018年発行
「慢性疼痛治療ガイドライン」
監修
日本整形外科学会 
日本腰痛学会
p.117
認知行動療法 推奨度1A(強く推奨する)
【監修】
「慢性の痛み診療・教育の基盤となる
システム構築に関する研究」研究班


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