坐骨神経痛に筋トレは必要か

坐骨神経痛に
筋トレは必要か

目次

筋トレは痛みを軽減するか?

クライアントから
坐骨神経痛の対策として
筋トレをすると軽くなりますか〜?と
聞かれる事があります。

よくよく考えてみましょう。

自転車を早くこぐのに
必要なのは足の筋力である事は
言うまでもありません。

しかし筋力がある方が
腰痛が少ないでしょうか?

スポーツ選手の筋肉は
発達していますが
腰痛にならないでしょうか?

グーグル検索して下さい。
スポーツ選手の腰痛情報は
かなり確認する事ができます。

あんなに筋肉があるのに
なぜ腰痛になるのでしょうか?

クライアント様の中に
痛みがあるのに過剰に
トレーニングをする方がいます。

せっかく鍛えた筋力が
衰えるのが怖いのです。
痛みがあっても微調整するのが
苦手で肉体美の追及が優先される結果
痛み作りになっている場合があります。

あなたは筋トレと聞いて
ハードなトレーニングを
イメージしませんでしたか?
この言葉はそこが問題です。
過剰な筋トレは悪化する可能性が
あります。

ですから痛みのアプローチを
行う時は筋トレという表現は
使わず私は運動療法という言葉を
使っています。


運動療法とは?

運動療法とは全身運動で
生活習慣病や筋肉の緊張を
とる事です。

運動療法は日本整形学会でも
グレードAの評価を出しており
適度な運動は心身共に
リフレッシュされ
また痛みを軽減する事につながると
説明しています。

腰痛診療ガイドラインの
説明を引用します。


運動療法の有効性

2012年腰痛診療ガイドラインでは
運動療法の有効性について
グレードAを付けています。

グレードAの意味は
行うように強く推奨する
強い根拠に基づいているです。

その一部を引用します。


p.49引用

運動療法は、他の保存的治療郡と
比べて痛みや機能障害の改善に
効果がある。

そしてその開始後1年以内では
欠勤日数を軽減させ職場復帰率を
増やす効果がある。

しかし、高度な機能障害を
有している郡や障害者支援を
受けている郡では有効性が
認められない。

そしてマッケンジー法と
その他の運動療法の間にも
有効性に差はない。


全身運動のみの効果について
解析した報告では、全身運動は
長期間にわたり機能障害の
軽減に有効であった。


また家庭で行う全身運動にも
薬物使用料の減少や気分の
改善などの効果があると
述べている。


全身運動による合併症や副作用の
報告はないとしている。

以上引用になります。


運動療法を分かりやすく説明

適度な運動療法
全身運動といえば何を思い
浮かべますか?

例としては

[check]ヨガ
[check]エアロビ
[check]水泳
[check]ジョギング
[check]ウォーキング

があります。どれがいいか?
それはご自身が無理なく
心地よいと感じる運動です。

私はその中で1日10分〜30分の
散歩をお勧めしています。

好きな音楽を聴いたり
景色を見て季節を感じたり
知らない場所を知ったりする散歩

それから得られる事は

[check]必要な筋力の回復
[check]気分転換やストレスの発散
[check]新陳代謝の向上
[check]動ける事への自信
[check]不安からの解放

ではないでしょうか?
このように適度な運動療法は
回復力を高めてくれます。

あなたも坐骨神経痛の軽減に
運動療法を試してみませんか?

運動療法について
厚生労働省のサイト
e-ヘルスネット


まとめ

坐骨神経痛で筋トレという
テーマでは筋トレでは無く
運動療法という認識に変え、
適度な散歩などの運動で
心と体をリフレッシュ
する事が大切


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