めまいの施術方法
当院で行う
めまいの施術方法
❶目安検査
目安検査とは
患者様と施術者が問題点を
共有する為の検査です。
3つの働きに異常がないか
検査します。
・前庭器官
・頸動脈洞
・小脳
以下
詳細を説明
3つの目安検査
①前庭器官の検査
前庭器官
三半規管
「平衡感覚」
体を動かした時
傾き状態を感知
卵形嚢・球形嚢
・体感速度を感知します
歩く速度の感知
走る速度の感知
蝸牛
音の感知
音の振動を蝸牛でキャッチ
電気信号に変換し脳に伝達
「前庭器官の検査」
当院では独自のチャートを
使ってめまいにつながる
8つの検査を必要に応じて
行います。
①眼球運動検査
・指を見てもらい
左右・上下、斜め下と
目線を動かして頂く。
➁耳珠検査
・外耳道部に触れてもらう
・音叉を外耳道部(耳珠)に5秒程度
振動刺激を加える
③音(蝸牛刺激)
・メトロノームで聴覚刺激を
行う検査
➃三半器官刺激
・頭を左右、前後、側方、
複合振動刺激を加える検査
⑤耳石器刺激
・頭部を右から左、
あるいは左から右に
素早く動かしてもらい左右方向
卵形嚢に加速刺激を加える
・頭部を下から上または上から下に
素早く動かしてもらい上下方向
球形嚢に加速刺激を加える
⑥OKR水平・垂直
・ストライプ模様を
水平・垂直に動かす。
⑦上下揺らぎ振動
・両足を持って軽い揺らぎを
振動刺激を2～3回加えます。
⑧耳抜き(耳管刺激)
・耳抜きをする要領で
耳に軽く圧をかけるように
指示する
これらの検査で陽性が
反応が出た場合
原因として調整対象とします。
➁小脳の検査
小脳の働き
体の情報を収集
・大脳皮質からの
情報を受けて運動の
強さや力の入れ具合
バランスなどを計算して
調節する
（運動調節機能）
・内耳からの平衡感覚
・筋や腱、関節からの深部感覚
これらの機能が働いているか
検査します。
1.踵叩打
2.後頭骨
3.片足立ち
4.マン試験
5.つぎ足歩行
6.手の回内回外検査
7.ピアノムーブメント
8.小指-鼻検査
9.鼻指鼻検査
10.両腕前方挙上
11.ロンベルク徴候
12.足の回内回外
③頸動脈洞の検査
頸動脈洞
動脈圧を感知する
受容器がありその
情報を脳に伝達しています。
頸動脈洞は頭部，とくに脳へ
動脈血を供給する入口になります。
この壁には
動脈圧を感受する
血圧受容器があります。
哺乳類の血圧受容器は
だいたい60～200mmHgの
範囲の血圧変化を脳に伝えます。
具体的には
血圧情報を舌咽神経を経由して
生命活動に関係する脳
延髄に情報を伝達します。
情報を受取った延髄は
心臓に命令を送り血圧を
調整しています。
脳という司令塔に
適切な血液を送る為
血圧の情報を
伝達しているのが
頸動脈洞です。
当院ではめまいの検査に
頚動脈洞の検査をします。
頸動脈洞は
起立時の
血圧調整に
関与しています。
そして
血圧調整が上手く
行かない場合
以下の症状につながる
可能性があります。
「起立性低血圧障」
・立ちくらみ
・失神・気分不良
・全身倦怠感・朝の起床困難
・午前中に調子が悪く
午後に回復する
・頭痛・腹痛・動悸
・食欲不振・車酔い
・顔色が悪い
といった症状のうち3つ以上
あるいは2つ以上でも症状が強ければ
・起立性低血圧
・起立性調節障害
を視野に入れて下さい。
頸動脈洞の検査をして
陽性反応があれば
調整の対象となります。
「検出と調整」
無意識のストレス面の検出
❶大脳辺縁系を検査
・感情チャート
・価値観チャート
・信念チャート
❷大脳皮質の検出
意味記憶
めまいを長引かせてしまう
意味付けが原因のケース
めまいの理由を
無意識に作る
ケースです。
例
病院でめまいを
感じやすい体質だと言われて
めまいに過敏になる。
めまいは治らないと
自分で自分にレッテルを
張りめまいを強化する
エピソード記憶
めまいの体験がある方は
・良性発作性頭位めまい症
・メニエール病
・起立性調節障害
と原因は複数ありますが
共通してるのが
めまいに対して恐怖や
不安感によるトラウマです。
めまいを感じた時に
恐怖、不安感といった
トラウマが大なり小なり
あります。
立ち上がる前から
既にめまいが起る事を
無意識に想像しめまいを
自分で回想している
場合があります。
以上のような問題がないか
検出しつながりにくい
ように調整します。
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