膝に水たまった時、水は抜いたほうが良い?

膝関節水腫

ひざに水がたまると
動きにくい為
整形外科で水を
抜く方もいると
思います。

その理由は
スポーツや仕事で
支障があるからです。

しかし明確な理由がない時は
その水は抜くかどうか
よーく考える必要が
あるかもしれません。

順天堂大学
医学部整形外科学
黒沢尚先生は
以下のように
説明しています。

参考図書は一番したに
添付しています。

以下引用

変形性膝関節症の
人は、ひざのお皿
の上部に水(関節液)
がたまりやすく
ひざ頭の上やひざの
後ろがパンパンに
腫れあがる事があります。

これは関節水症
(関節水腫)
といいます。

関節水症が起こると
膝の曲げ伸ばしが
できにくくなったり
だるさを感じたり
するのが難点です。

そこで
多くの医師は関節穿刺による
「水抜き」をすすめるそうです。

関節穿刺とは関節の奥に
注射針を刺す処置です。

膝関節の場合は
膝のお皿の横側から
滑膜の中まで針を刺し
過剰に増えた関節液を
抜き取ります。

本来、膝の関節液は
関節軟骨や半月板に
栄養を与えたり
膝関節の動きをスムーズに
したりするために
必要なものです。

健康な人の膝関節にある
関節液はわずか
3ミリリットル
未満にすぎません

しかし
骨膜に炎症が
起こると薄い水の
ような関節液が
過剰に分泌され
30~100ml
もたまる事があります。

水抜きでは
この余分な関節液を
抜きとれます。

水抜きは
ヒアルロン酸関節注射
とセットで行わる
ケースも少なくありません

多くの患者さんは
パンパンに腫れ
曲げ伸ばしが
困難になった膝を
不安がり
医師に言われる
がまま水抜きの
処置を受けてしまうようです。

しかし、水抜きは
行わない方がいいと
黒澤 尚医師は言います

その理由は
水抜きで余分な
関節液を抜きとっても
膝の炎症が治まらない
限り、すぐにまた
水がたまって
パンパンに腫れるからです。

これでは
水抜きを繰り返して
受けなければならず
いたちごっこになります。

水抜きでは
注射針をひざ関節内に
刺すので、かなりの
苦痛を伴います。

患者さんは
歯を食いしばって
その痛みを
我慢しなければ
なりません。

それが人によっては
何十回
あるいは
100回以上も繰り返される
のです。

さらに関節穿刺には
細菌感染の危険が
あります。

繰り返し行えば
その危険性が高まるで
しょう。

水抜きをしなくても
運動療法を行えば
1~3週間で水は
たまらなくなります。

順天堂大学
医学部整形外科学
黒沢尚先生



膝痛参考図書
p.102~103

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