高校生 過敏性腸症候群

過敏性腸症候群 (IBS)

病歴

小学4年生不登校

不安障害

プレイセラピーを受け
1年半後

5年生登校可能

中学3年生12月

受験時
げっぷ、おなら、腹痛

スカートのホックが
止まらないくらい
お腹が膨らむ

胃腸科

ありとあらゆる薬を
試したが効果なし
出せる薬が無いと
言われた。

心療内科

しばらく抗うつ薬
=効果なし

高校1年生

人間関係不良で
学校に行くと腹痛

高校2年生

人間関係安定

朝のお通じは
あるがやや便秘気味で
学校で済ます事もある。

毎日腹痛、ガスが
授業中に出て気づかれ
ないか心配になる。

腹痛の為
学校に行くのを躊躇する
自分がいるが
何とか登校している。


症状が出る時

・教室で授業を受ける時
 午前中から徐々に腹痛が
 強くなり4時間目がピーク

・昼食後はトイレも行き
 楽になる

・試験勉強で家自習の時

・外出時は問題ない
・部活動(ダンス問題ない)


施術1回目

腹部の触診
小腸・大腸(強い張り)
胃(少し張り有り)


1回目心身条件反射療法

目安検査

お腹に手を置いてもらい
4時間目の症状をイメージ
陽性反応

EB検査 

経絡=陽性
陽経-足-胃経
組合せ=陽性

情報系EB
聴覚=他人の声

調整

・認知調整法
・価値観チャート
   ↓
・安心・安定

詳細チャート

・時系列→5年前
・分野→学校
・立場→リーダーとして

放送部で人間関係の
不和があった。

部員同士が仲が良い状態で
部長として安心したかった。

さらにが無かったので
この内容で呼吸振動調整

手の配置は
胃経+丹田=呼吸振動法
辺縁系+丹田=呼吸振動法

再度イメージ安心の内容=陰性
他のキーワード=陰性
他の経絡=陰性

再度目安検査

患者
お腹に手を置いて4時間目の
症状イメージ=陰性

1回目の施術終了


施術2回目

問診
1限目の授業で腹痛

目安検査
臍より三横指下
小腸にかなりの張り

EB検査
経絡=陰経=足=肝経

組合せ無し

認知調整法

キーワード
安心安定
前回の同じ内容
5年前中学での
放送部
リーダーとして
安心したい

前回より深め
さらに=陽性
二人を特定し調整

「再検査」

同じイメージ=陰性
他の安心安定=陰性
他のキーワード=陽性

他のキーワード=自尊心

自尊心=陽性
自分も大事して
相手も大事にする。

さらに=陰性
調整=陰性化

他の自尊心=陽性

自尊心というと
自分のプライドを
満たしたいという
意味があるが今回は違う

表層の心理

もともとも
他人を優先する性格

深層の心理

自分も大切にすると
思っているが

どこかみたされていない
自分がいるで陽性反応

さらに=陰性

そのイメージ+肝経で
呼吸振動調整

再度イメージ=陰性
他のキーワード=陰性
他の経絡=陰性

目安検査
一時間目の腹痛の
イメージ=陰性化

2回目の施術を終了


施術3回目

目安検査

11時30分に
お腹が張っている
イメージで陽性

EB検査

経絡ー心経

認知調整

大脳辺縁系
調整キーワード

価値感チャート
つながり・愛情=陽性

親から
まったく心配
されないのは嫌だけど
過度な心配は
されたくない

さらに=陰性

上記のつながり・愛情が
症状とつながらないように
調整(呼吸振動法)

患者はそんな自分がいると
イメージする

調整後
もう一度イメージして
検査=陰性

他のつながり・愛情=陰性
他のキーワード=陰性
他の経絡=陰性

目安検査
11時30分の
腹痛のイメージ
=陰性

次のアプローチ

目安検査

ガスが出た事を
後ろの座席の同級生に
気付かれないか
いつも心配=陽性

EB検査
チャクラ1

調整
認知調整法
大脳皮質
意味記憶=陰性
エピソード記憶=陽性

エピソード記憶を調整

学校でガスが出る

お腹が張る
ガスがたまる

ガスが出る

ガスが出た事で
後部座席の人が
気付くか毎回
心配になる

余計に胃に緊張が
めぐる。

さらにお腹が張る

脳でパターン化された
エピソード記憶


呼吸振動調整

1回目イメージ
❶ガスが出て後ろの
席を気にしている自分

2回目イメージ
❷ガスが出て後ろの座席
を気にしいる自分を上から
眺めている自分

調整の意図

長引く不調
過敏性を解く
最初のカギは脳の
条件反射を俯瞰する
事にある。

いつも当事者
として問題を
捉えているので症状に
脳を支配される。

何に支配されるのか
・緊張が緊張が生む
・焦るとどんどん焦る
という渦の中にいる。

当事者が俯瞰する過程では
腹痛の記憶を新しく
別の信号で形成する

パターン化された
・腹痛の記憶を塗り替える
・上書きし徐々に緩和する。

分かりやすく言うと
脳の再学習
脳トレの一つ。

調整後
チャクラ1=陰性
もう一度
ガスが出て後ろの席に
気付かれないか
心配している
イメージ=陰性化。

3回目終了


施術4回目

出現したキーワードを
渡す事を習慣化する。

施術10回目

間が飛んで
前回5/31から
二か月半ぶりの7/14
10回目の施術。

・4日前から調子が良い
 悩みレベル2/10
・便秘が解消されている

「本日の調整」

症状につながる脳の誤作動ワード

①自尊心
友人グループでご飯を買いに行く時
自分だけ置いていかれる

②安心安定
友人グループで取り残されず
安心したい自分

③逃避
友人の中で自分を無視する人が
いるその人を自分も避けたい。

3種類の誤作動ワードが出たが
共通しているのが友人関係

その他
今回は調子がいいという事で
脳がそれを覚えるように
良いイメージで調整


11回目

少しづつ調子が良い日が
増えている。

過敏性腸症候群の
症状が悩みレベルが
2/10

連帯感
友人ともっと話したい

復讐心
いじわるをする
グループに良くない事が
起きればよい

刺激
学校のイベントが終わり
物足りない

まとめ
今回のキーワードも
学校という世界が
腸の蠕動運動の低下に
つながっている。


施術12回目

学校が始まり
不調がぶり返した

反応につながる
脳の誤作動ワード

①義務
進路が決まり
あまり勉強の必要はないが
勉強しなければならない

②安心
学校の会話で
友達に嫌われるような
返答をしていないか
頭の中で再確認している

なぜ再確認するように
なったのか

過去に無視された為
トラウマに
なっている。

過敏性腸症候群まとめ

過敏性腸症候群は
ネットで調べればどんな食事が
良いか様々な情報が出てくる。

便秘型であれば納豆、キムチ
ヨーグルトなどの発酵食品が
あります。

ほとんどの患者様はすでに
色々試しており
緩和しない事もある。

ではどうしたら良いか

腸内環境は脳と腸の関係性
脳腸相関を考えた対策が必要

当院では脳と腸の連絡が
円滑に行われるように
調整しています。


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