腰痛と認知行動療法

腰痛と認知行動療法

認知行動療法は
慢性腰痛に
対しても最もエビデンスの
ある治療法と
言われています

手術を行なった2年後と
認知行動療法を行なった
場合を比較すると
治療効果が同じだったいう
報告があります。

認知行動療法はまず
患者の物事の考え方に
ゆがみがないか調べて
いきます

ゆがみがある場合以下の
認知のゆがみ
思考の癖が表面化します

全か無の思考

物事を黒か白かと極端に捉える

一般化のしすぎ

少数の事実を取り上げて
全ての事が同様の
結果になると結論づける

心のフィルター

悪い部分の情報だけ取り入れる

マイナス化思考

今日はたまたま良かっただけと
よい情報をマイナス化する

結論の飛躍

a.心の読みすぎ
メールの返信が無くて相手に
嫌われていると思う

b.先読みの誤り
歩いたら腰が痛くなるかもしれないと
否定的な予測を立て意識が過剰に腰に
集中し痛みの増悪を招く

拡大解釈と過少評価

失敗の重要性を大げさに捉えたり
自分の長所や成功の価値について
低い評価をする

感情的決め付け

否定的な感情によって現実を
決め付けてしまう

レッテル貼り

極端に抽象化して
全否定する

個人化と責任のおしつけ

過剰に自己責任を意識したり
他人の責任を押し付ける


参考文献
あなたの腰痛が治りにくい理由

認知行動療法の治療目的は
痛みをゼロにする事ではありません

ゼロを目標にすると
痛みに過剰に反応し常に
痛みに意識を奪われるからです

それよりも痛くない時間がないか
思いだしたり痛み以外に興味や
関心を向ける事が腰痛から意識が
離れ痛みと距離をつくる事になります。

認知行動療法は効果が出るまで
3ヶ月以上長くて3年必要と
いわれています。

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