腕を上げた時の痛みと吐き気

「患者様」
女性 50代
不動産業務
デスクワーク

「主訴」
①左肩の挙上時の痛み
 (起床時の痛み)(夜間痛は無し)
②肩の痛みから軽度の吐き気
③早朝に両手首の痛み
 (腫れや発赤は無し)

「初診」
「肩の検査=NRS=9」
・肩の挙上時、外転90度以上からの痛み
・筋力の弱化・吐き気の増強

「手首の検査=NRS=6」
・掌屈時の詰まったような痛み
・橈屈・尺骨・背屈の痛みはわずか

「問診内容」
年末頃から左肩に違和感
その後に痛みが増強。

外的要因=仕事の増加
内的要因=神経質で過集中の傾向あり
人間関係=頼まれると断るのが苦手


1回目~4回目までアクティベータ

「施術内容」
1回目~4回目まで
アクティベータで調整
肩の痛みは9~3に軽減。
マッスルテストも回復傾向
(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)

吐き気も肩の痛みの軽減に伴い緩和
通常の生活にさほど影響なし


両手首痛の変化無し (NRS6)

「問題点」
問題は両手首の痛みが緩和しない
(発赤、腫脹は無し)そこで
患者様に
無意識のストレス
誤作動記憶を説明


心身条件反射療法に変更

不調との関係性を見る
心身条件反射療法を提案
了解を得て実施。

「注意点」
患者様は、あまり詳細は話たくない
との事よって、話たい時だけ
伺い、検査の基本はPRTだけで
陰性陽性を判断する。


「PCRT1回目」


1.「目安検査PRT」

動作=身体系
「両手首の掌屈」=陽性

症状をイメ―ジ=情報系
「両手首の痛み」=陽性

痛みが顕著の為
筋力テスト除外


1.「EB検査」

・経絡=陽性

「経絡チャートトリプルチェック」

経絡⇒陰経⇒手⇒肺経

左右腕、肺経=陽性

両手の第1指、肺経=陽性

「他組合せありますか?」=陰性

「調整に行っていいですか?」=陽性


1.「調整法」

振動調整=陰性
意念調整=陰性
認知調整法=陽性

大脳辺縁系

感情チャート

意欲

詳細チャート

時系列=過去3年前

分野=仕事

立場=その他
(不動産業務)

「調整内容」
3年前に不動産業務へ転職
強い意欲をもっている自分がいる。

さらに=陰性
調整に入る


1.「呼吸振動調整」

患者様に手首の痛み+意欲の内容を
同時にイメージして頂く。

左肺経+左手首(or丹田)
右肺経+右手首(or丹田)


1.「意欲、肺経のフィードバック」

「意欲のフィードバック」
手首の痛み+意欲の内容
二つのイメージ=陰性

・他の意欲=陰性
・他のキーワード=陰性

「肺経のフィードバック」

・左右腕、肺経=陰性
・左右手第1指、肺経=陰性


1.「他の経絡ありますか?=陽性」

「経絡チャート、トリプルチェック」

 「陰経⇒手⇒心包系」
 ・胸骨体、心包系=陽性
 ・両手第三指、心包経=陽性

「組合せありますか?」=陰性
「調整に行っていっていいですか?」=陽性(YES)


1.「調整法」

振動調整法=陰性
意念調整法=陽性
感情チャート⇒意志的⇒義務

呼吸振動調整
・右手首+心包系
・左手首+心包系


1.「心包系、義務のフィードバック」

義務=陰性 
他のキーワード=陰性

「経絡チャート、トリプルチェック」
 胸骨体、心包系=陰性
指第三指、心包経=陰性

他の経絡ありますか?=陰性


1.「目安検査のフィードバック」

動作=身体系
「両手首の掌屈」=陰性

症状をイメ―ジ=情報系
「両手首の痛み」=陰性

仕事への意欲、義務感が
両手首の痛みと関係。

NRS=6⇒3と半減


「PCRT2回目」

※1週間後
「2回目」ぶり返しが発生
NRS=5

「検査」
前回の再検査。
同じEBが検出、調整を実施。


2.「目安検査PRT」

動作=身体系
「両手首の掌屈」=陽性

症状をイメ―ジ=情報系
「両手首の痛み」=陽性

痛みが顕著の為
筋力テスト除外


2.「EB検査」

経絡チャート
トリプルチェックの結果

経絡⇒肺経

組合せ=陰性


2.「調整法」

認知調整法⇒肺経+意欲

3年前に不動産業務へ転職
強い意欲をもっている自分がいる。

1回目と同じ内容でパターン化
しているが患者様には陽性反応に
良い悪いは無い事、心身の関係性に
おいてたまたまつながっている事を
説明。

1回目さらに=陽性
2回目=さらに=陰性

※さらにの掘下げは1回だけ

意欲の裏に本当に転職して良かったか
過去の選択に自問自答する自分がいる。

その内容と肺経で呼吸振動法を行う
(深い部分の調整)


2.「呼吸振動法」

意欲の内容と症状をイメージをして
①右肺経と右手首+呼吸振動法
➁左肺経と左手首+呼吸振動法
を実施。


2.「肺経と意欲のフィードバック」

「意欲のフィードバック」
・両手首の痛み+意欲の内容をイメージ=陰性
・他の意欲=陰性
・他のキーワード=陰性

2.「肺経のフィードバック」
・右肺経+手を置く=陰性
・左肺経+手を置く=陰性

・患者の手第1指の
 肺経左右のチェック=陰性


2.「他の経絡ありますか?=陰性」

1回目の経絡は二つ調整したが
2回目は陰性。


2.「目安検査のフィードバック」

・手首の掌屈
 動作(身体系)=陰性

・手首痛
 症状をイメ―ジ
 (情報系)=陰性

・NRS=5⇒3


「PCRT3回目」

NRS=3
早朝の手首の痛みはほぼ無くなる。
ただランダムに痛みをぶり返す事がある

3.「目安検査」

動作(身体系)
両手首、掌屈=陰性

症状イメージ(情報系)
両手首の痛みをイメージ=陽性

手首の掌屈筋力検査=弱化

3.「EB検査」

・身体系=陰性

・エネルギー系=陽性
 ・経絡=陰性
 ・チャクラ=陽性
 ・第6チャクラ=陽性

組合せありますか?=陰性
調整に行っていいですか?=陽性

3.「調整」

振動調整法=陰性
意念調整法=陰性
認知調整法=陽性
大脳辺縁系=陰性
大脳皮質系=陽性
①意味記憶=陽性

「意味記憶の検査チャート」
①経験
 長い間症状が続いているから=陽性


3.「呼吸振動法」

「患者」

長い間、症状が続いているから
治らないという、無意識の意味付けが
関係している事を意識して頂く。

「術者」

①第6チャクラと
 右手首に手を置く+右手首
 呼吸振動法を行う

➁第6チャクラと
 左手首に手を置く+左手首
 呼吸振動法を行う


3.「大脳皮質」

大脳皮質の調整は
患者が責められているような
誤解を受ける事がないように
説明に配慮する。

「説明の例」
人間は失敗を繰返すと
今回も失敗すると自信が失う
気持ちになります。

自分には出来ないという
レッテルを貼る事があります。
すると本来の力を無意識に
ブロックしてしまいます。

そのブロックは、時には何層も
重なっている事もあります。

これと同じように症状が長引くと
治らないとz子ラベリングを
する事があります。

そのブロックを解除するのが
大脳皮質の調整になります。

3.「意味記憶フィードバック」

①経験、長い間症状が
 続いているから=陰性

 他の意味記憶ありますか?=陰性

3.「第6チャクラフィードバック」

第6チャクラ意念検査=陰性

3.「目安検査フィードバック」

両手首、掌屈=陰性

症状イメージ(情報系)
両手首の痛みをイメージ=陰性

手首の掌屈筋力検査=強化

NSR=5⇒2

痛みのレベルが軽減した事から
月1のメンテナンスに変更し
施術を終了とする

考察

アクティベータで手首の痛みに変化が
出にくかった為、5回目から
PCRTに変更、過去の転職から
頑張らなければならいという意欲や義務が
手首の痛みと関係しており
繰返した事で痛みの記憶が強化。
つながりにくいように調整を行った。

仕事が忙しくなればなるほど
転職した当時の気持ちを
思い出して自分を鼓舞してきたが
もともと神経質と過集中が
年齢と共に過度な負担と
なっていた事も要因として
考えられる。

患者様には誤解が無いように
意欲や義務は誰しも持っている
感情であり、善悪は検査の対象外で
ある事を伝達させて頂きました。

問題は、不調のパターンが脳で
プログラム化される事。

そして何かの感情や動作や五感などの
刺激がスイッチとなり
不調のプログラムが再現される。

プログラムとはつまり記憶
「脳の誤作動記憶」である事を説明。 

PCRTの中で特に大脳皮質は
患者様が術者に詰問されている
ような誤解が無いように
丁寧に説明し合意を得た上で
進めるようにしています。