2022年8/26更新
痛みの仕組み

痛みの仕組み

私達を悩ませる
長引く痛みここでは痛みを
感じる、仕組みを出来るだけ
シンプルに説明しています。


あなたのお悩みは?

あなたの悩みはなんでしょうか?

・腰痛・肩こり
・膝痛・坐骨神経痛
・頭痛・首コリ

そしてどんな痛みでしょうか?

・ジンジン・ズキズキ
・ズキンズキン・ガンガン

表現の仕方も人それぞれですが
脳がなければ痛みを感じる事は
できません。


痛みを感じるのは脳

足・膝・腰・背中・肩・首
どこでもその痛みは最終的に
脳で処理され痛みとして
認識されます。

痛みを感じる流れの
一つを説明します。

第一段階
患部が損傷を受けると痛みセンサーが
刺激を受けて痛みを電気信号に変えます。

第二段階
電気信号は末梢神経から背骨の
脊髄を通り脳へと伝わります

単純に指の怪我なら
指→背中→脳と信号が伝わります。

苦手で嫌な痛みですが

脳にその痛みが
伝わる事で私達は危険を
知り回避する事が出来ます


痛みの発生物質

ケガや打撲などの刺激が
あるとその刺激を受けて
脳は交感神経を働かせます。

すると血管が収縮します。

ここからが大変重要です

血管が収縮する事で
血液の流れが悪くなり
筋肉に十分な酸素が
行き渡らなくなります。

つまり筋肉が酸欠状態です

危険を察知した脳は痛みの
発生物質ブラジキニンを
血液(血漿)から放出させます。

「発痛物質」には
他にも種類がありますが
代表的なのがブラジキニン
と言われています

ではブラジキニンは
どのようにして痛みに
つながるのでしょうか?


痛みのカギ

血管から出だブラジキニンは
痛みを脳に伝える為に
あるものとくっつきます
あるものとは?

「ポリモーダル
侵害受容器」です

ブラジキニンを痛みのカギだと
するとポリモーダル侵害受容器は
鍵穴に例える事が出来ます

この二つがくっつく事で
痛みの電気信号が発生します。

その信号が脳に伝わって
痛みを感じる事が出来ます


痛みは広がる

痛みは火炎のように次第に
燃え盛っていく事があります

つまり強化されます

どのようにして
強化されるのでしょうか?

それは痛みを感じると
反射的に筋肉が緊張します。

すると交感神経が又刺激
され働きます。

すると

アドレナリンが分泌され
血管が収縮します

これによりもう一度
血漿からブラジキニンが
放出され痛みが広がって
行くと言われています。

これを例えると怒りを
口に出し時にさらに
怒りが膨らむのに
似ています。

同じような事が痛みにも
起る可能性があります。


痛みの仕組みまとめ

痛みは脳で感じる

 痛みの仕組みは血液から出る
 痛みのカギ=ブラジキニン
 痛みの鍵穴=ポリモーダル
 侵害受容器がくっつく事で
 痛みの信号が脳に届く

 結果
 脳で痛みを感じる

ですから痛みの対策には脳への
アプローチが有効です。

詳しくはこちら↓
心身条件反射療法


痛みの仕組み動画


参考文献

著者:整形外科医
加茂 淳
その腰、肩、膝の痛みの
治療は間違っている。


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