感情の障害

感情とは
喜怒哀楽や
快、不快を表す
自我の状態

情動は外的刺激に
対して誘発された
一次的な感情の変化

気分は比較的
長く持続するもの。

うつ病は
気分の落ち込みが
長期化する。

躁うつ病は気分の落込みと
高揚感が交互に持続する。

気分障害とは
長期化した状態をいう

気分屋という言葉は
長期化の意味が含まれて
いない為、気分障害とは
意味が違う。

※うつ病の判断基準は
抑うつ気分などが2週間の間
存在する

 

不安

精神医学的に説明すると
不安とは対照のない
漠然としてものに抱く

不快な感情とあります。

その中の理由がない
イライラも不安に
含まれるとあります。

これは私の解釈ですが
誰しも不安を
感じる事があるが
病理的に解釈する時は
理由もない不安の方が
異常性が高いと判断
できる為だと思います。


多幸

見られるケース
アルツハイマー型認知症

理由がないのに
ニコニコしている
病的にうれしい気分


感情失禁

見られるケース
血管性認知症

ちょっとしたことで
泣いたり
笑ったりしてしまう


両価性

見られるケース
統合失調症
パーソナリティ障害

愛情と憎しみといった
相反する感情を同時に感じる
両価性
(アンビバレンス)とは
一つの物事に対して
同時に相反する二つの
感情を抱く事です。

例えば、
愛情と憎しみが
同時に存在する事です。

統合失調症でよく認められる
症状ですが

「寂しいけれど一人にしてほしい」
「逃げたいけど立ち向かいたい」
という感情も
一種の両価性と言います。

正常な人の心理でも
認められます。

両価性を感じている本人も
どうしたらいいか
どちらの感情が
大事か分からない
時がある。

その結果
大きなストレスを感じたり
悩んで行動できなくなる人も
いるようです。


気分倒錯(きぶんとうさく)

見られるケース
統合失調症

場や体験に
ふさわしくない情動を示す
それゆえまわりからは
誤解されてしまいがち

つらい状況でも
笑ってしまう
自分の感情を
伝える事ができない。

泣きたい時に泣けず
周囲から誤解される


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