潜在性二分脊椎

二分脊椎は2種類あります
本来ならば脊椎の
管の中にあるべき
脊髄が脊椎の
外に出て癒着や
損傷しているために
起こるさまざまな
神経障害の状態を言います

主に仙椎、腰椎に
発生しますが
稀に胸椎、頚椎にも生じ
その発生部位から下の
運動機能と知覚が麻痺し
内臓の機能にも
大きく影響を及ぼします

したがって症状の個人差が
非常に広いのも特徴で
単純に比較できません

二分脊椎症は大きく
二種類に分かれます

①顕在性二分脊椎症(開放性)

出生後早急に
脳神経外科医による
背中の閉鎖手術の
必要があります

仙骨・腰椎・胸椎等の
損傷場所により

症状には重度から
軽度まで個人差はありますが
下肢障害に対しては車いす

補装具等、また排泄障害に対しては
導尿、摘便、浣腸、洗腸と
いった対処が必要となります

②潜在性二分脊椎症(脂肪腫)

幼児期はあまり症状が
見られませんが
成長期(学童期や思春期)になると
脊髄係留症候群の
危険があります

腰の部分で癒着した脊髄は
身長の伸びについて
行けずに引き延ばされ

(足や膀胱・直腸に行く神経の機能低下)

転びやすくなったり
尿を漏らすように
なるなどの症状が
出てくることがあります

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